自分を殺してしまうその前に…。 | 三十路から始める、ヲンナづくり。

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前身ブログ『新・こんなおゲイの汚れ道。』よりリニューアル。
すいません、もうゲイは卒業です。
30代よりホルモン治療を開始し、
男性でも女性でもなく「女装性」として
生きていく覚悟を決めたアロムの迷走ぶりを見守って!

「自殺大国」なんて言われている日本では、

年間で3~4万人の人が自殺で亡くなっているのだそう。


いじめを苦に自殺した中高生に関する報道は、

頻繁に目にするので、

その度に胸をかきむしられる思いをするのですが、

もし、自殺を本気で考えている人に出会ったとしても、

ワタスは、その人にかけてあげられる言葉を

残念ながら持ち合わせていない。


それは、ワタス自身が、

本気で自殺を考え、実行にまで移したことがある人間だから。


「自分は、死ぬことでしか救われない」

という意識に囚われている人は、

どんなポジティブな言葉をかけてもらっても

心底響くことはないのですよ。


ワタスも、このままではいけない、と

何かに夢中になることで、

死の願望から意識をそらそうと努力したりしたし、

心優しい人から力強い言葉をもらったりもした。


けど、全然ダメだったわ。

励まされるのは一瞬だけで、

またすぐに引き寄せられるように

ガックリと落ち込んでは、『死』を望んでしまうの。


今思えば、あれは『鬱病』だったのかもしれないし、

自分が主人公の

単なる『悲劇のヒロイン劇場』だったような気もするけど、

死ぬことでしか救われる方法がないというところまで

追い込まれている人間には、

「死んではダメ」なんて言葉は、

とても空しくて、時に酷に聞こえたりするのです。


それを知っているから、

今のワタスは、自殺願望者に対して

気安い言葉はかけられないし、かけたくない。


とくにワタスの場合、

ショック療法的な荒療治で

自殺願望から立ち直っているので、

あまり参考になるようなアドバイスはできないしね。


けど、そんなワタスのつまらない自殺未遂体験でも

「稀にある一つの例」として、

何かしら人様のお役に立てて頂けることがあれば…と思い、

自殺防止プロジェクト『生きテク』 からの取材を

2年くらい前に受けて、

ワタスの体験談を掲載して頂きました。


すると、約200人ほどの方が、

「これを読んで自殺をやめた」ボタンを押して下さりました。

(最近サイトがリニューアルされて、リセットされたみたい)


おかげで、なんだかワタスのつまらない自殺未遂体験も

無駄にならずに済んだなぁ、と

救われたような気がしている次第です。


しかも、今月には、『生きテク』に掲載されている

自殺未遂体験談を集めたご本が発売になったそうで、

ちゃっかりワタスの体験談も載っちゃってるようです。

(拙著『ゲイ恋リアル』には載っていないその後まで)

生きテク/生きテクプロジェクト

ぶっちゃけたことを言うと、実は取材を受けた当時、

ワタスは体調がハンパなく悪くて、

丁寧な返信メールを打つ余裕もなく

『生きテク』のスタッフが、知人だったこともあり

「あとで、詳しく話せばいいや」と

やっつけな感じで乱暴な文面を送ったところ、

その後、入院なんぞする羽目になったことで、

詳しく取材を受ける時間もなく、

いつの間にかやっつけな感じの体験談が、

『生きテク』にアップされていて、

非常に居たたまれない思いをしていたのでした。


ボタンを押してくれた皆さん…本当にごめんなさい!


というわけで、きっとご本の方にも

やっつけなワタスの自殺未遂体験談が載っていることと思います。


が、世の中には、ワタスなんかより

ずっと壮絶な体験をされた上で、そこから立ち直ったという

非常に参考になる体験談をお持ちの方がたくさんいて、

このご本にもそんな体験談がてんこ盛りなので、

今現在、自殺を考えている…という人は絶対読んで損はないし、

自殺願望のある知人、友人をお持ちという方は、

このご本をぜひ贈ってあげて欲しいと思います。


このご本には、

「絶対生きる勇気が湧く」ことは書いていないけれど、

嘘偽りのない生々しい事実が綴ってあるので、

人それぞれの苦悩を知ることはできると思います。


「視野を広くもつこと」


それができたら、

『死』以外の救いを見つけることもできるはず。



※WEB『生きテク』で掲載中のワタスの体験談は、

後日、一部加筆・修正をさせて頂く予定ですー。


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