腐った話。 | 三十路から始める、ヲンナづくり。

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前身ブログ『新・こんなおゲイの汚れ道。』よりリニューアル。
すいません、もうゲイは卒業です。
30代よりホルモン治療を開始し、
男性でも女性でもなく「女装性」として
生きていく覚悟を決めたアロムの迷走ぶりを見守って!

ゲイ雑誌バディ7月号にて、

ワタスが初めて担当させて頂いた『腐男子のススメ』

思いのほか、好意的な反響があって嬉しい限りです。


バディ読者の中に腐男子なんて一人もいねぇだろ、

なんて考えていたワタスが甘かった!


やっぱゲイの腐男子って、

それこそ腐るほどいるみたいで、

ワタスなんかよりマニアックな人から

読者アンケートのお手紙を何通か頂きました。


筆者の方が似非腐男子でごめんなさいね…。


ところで、

ゲイバーで腐女子からたくさん借りていた

木原音瀬のBL小説を数ヶ月かけてやっとこ読破致しました。


いやぁ、見事にハズレがなくて

改めて木原音瀬の筆力に感服しました。


ゲイライターの伏見憲明先生が、

「この人が直木賞をとらないのはおかしい」

と仰るのも納得。


バディでも、どうせなら木原特集作りたかったわ…。

(マニアックすぎて実現不可能だけど)


で、借りた小説の中で一番よかったのは、

以前ブログでも紹介した『リベット』でした。

リベット (Holly NOVELS)/木原 音瀬

HIVというテーマに果敢に挑戦し、

見事な筆致で書ききった名作です。


腐女装のキムコ・ヒルトンさんのお誕生日プレゼントにも

この本を贈ったので、きっとキムコさんも泣いたはず。


腐ってない人でも、十分楽しめる本なので

ぜひぜひぜひっっ、読んでみてくださいまし。



ただ、最後に手にした『さようなら、と君は手を振った』だけは

どうも好きにはなれなかった。


今思うと、これを一番最後に残していたのも

「これは自分に合わない」という直感が働いたのかも。


もちろんこの本も、

グッと食い入るように読んでしまう魅力はあるのだけど

ショタコンの要素が含まれているので、

どうもそれがワタスには合わないみたい。

すごく不快だったし。


ま、キャラクターに反発心をもってしまうほど

感情移入していた、という証拠でもあるんですけどね。


良質な作品であることは間違いないので

ショタコンも有りって方は、ぜひ一読してみてくだぱい。

さようなら、と君は手を振った (Holly NOVELS)/木原 音瀬

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