ボクの彼氏はどこにいる? | 三十路から始める、ヲンナづくり。

三十路から始める、ヲンナづくり。

前身ブログ『新・こんなおゲイの汚れ道。』よりリニューアル。
すいません、もうゲイは卒業です。
30代よりホルモン治療を開始し、
男性でも女性でもなく「女装性」として
生きていく覚悟を決めたアロムの迷走ぶりを見守って!

現在、NHK「ハートをつなごう」の

“LGBT”や“ゲイ、レズビアン”の回に出演されている、

石川大我さんの著書『ボクの彼氏はどこにいる?』講談社)が

今月文庫化されました。

ボクの彼氏はどこにいる? (講談社文庫)/石川 大我

この本は、いわゆるカミングアウト本。


大我さんという「ふつう」な男子が、

子供の頃に自分のセクシュアリティを自覚してから

とにかく周囲にバレないようにと悪戦苦闘したり

「思春期を過ぎれば、自然と治るもの」という

間違った情報に惑わされたりしながらも

インターネットで「同じ世代の仲間」と

出会ったことをきっかけに

徐々にゲイである自分を受け入れ

「ゲイに生まれて良かった」と思えるようになるまでの

成長の軌跡を描いた作品です。


カミングアウト本というと、

テレビの中のオネエタレントや

トランスジェンダーのタレント(はるな愛ちゃん等)のものが

すごく多いのだけれど、

大我さんは、オネエでもなければハードゲイでもなく

「ふつう」の好青年といった男子で、

その「ふつう」っぽさが、

とくに若い世代の当事者である読者の共感を呼んでいる。


ワタスも、テレビからでしか同性愛の情報を

得られなかった時期には、

「自分も将来は、ニューハーフになるしかないんだ」

「オネエにならなければいけないんだ」

と偏った思い込みをしていたから、

大我さんみたいな仲間が世の中にいる、ということを

あの頃に知ることができていたら、

さぞ勇気付けられ、救われただろうなと思う。


しかも、この本の素晴らしいところは、

重苦しくなりがちな、セクシュアルマイノリティの話を

作品全体を通して、「爽やか」にまとめているところ。


作家・石田衣良さんも解説で

「ペパーミントのような爽やかさ」と表現しているように

ネガティブにしすぎず、

それでいて軽薄にしすぎてもいない絶妙な文章が、

大我さんの人柄を如実に表していると思う。


何度も言うように、この本は「カミングアウト本」なんだけれど

そこには、大我さんのカミングアウトという意味だけではなく

「カミングアウトするための本」という側面も含んでます。


実際、この本を直接両親に渡し

「ボクは、この人と同じです」

とカミングアウトした若い世代のゲイが

たくさんいるそうな。


この本にある「ふつうっぽさ」と「爽やかさ」は

そういう役目を担うのに一役買ってもいるというワケ。


そこで今回の文庫化にあたって、

大我さんの親へのカミングアウト話や

カミングアウトする際の注意事項などが

加筆されています。


当事者はもちろん、

セクシュアルマイノリティのことを考えてみたいという

ノンケの方にもオススメしたい作品です。


バディ5月号では、この作品を取り上げていて、

10名様分の読者プレゼントも用意しているので

ぜひぜひご応募ください!

(ラッピングしたのは、ワタスだよ!←どうでもええわ)



あと、余談ですが、

先月のブログに

「あるゲイ業界の有名人と生でお会いして

“抱かれてもイイ”と思った」

と書いたことがありましたが、

実は、それは大我さんのことでした(笑)。


実物の大我さんも

メチャメチャ爽やかなイケメンさんなんだもの!


単行本も昔読んでいたので

「モノホンだっ!」という興奮と緊張で

お茶を出しただけで、

一切声はかけられなかったんですけどねー。


今度お会いできたら、握手くらいはしてもらおう…。

(ミーハー根性丸出しでな)



*****

オ●ニーアンケート実施中!ご協力お願いします。

内容の詳細はこちら★

アンケートの回答はこちらのフォーム からお願いします。


携帯からアクセスしている方は、

arom-1981@hotmail.co.jp に直接メールしてください。


**************

応援よろしくお願いします!!ワンクリック!

   ↓   ↓

ランキングバナー