続・美しいこと。 | 三十路から始める、ヲンナづくり。

三十路から始める、ヲンナづくり。

前身ブログ『新・こんなおゲイの汚れ道。』よりリニューアル。
すいません、もうゲイは卒業です。
30代よりホルモン治療を開始し、
男性でも女性でもなく「女装性」として
生きていく覚悟を決めたアロムの迷走ぶりを見守って!

何度もすみませんが、書かせてもらいますよ!


前回 書いた通り、ワタスの中にあるBLのイメージを

根底から覆した、名作『美しいこと(上)』の下巻を

自腹で購入しまして、先ほど読了したところなんだけど

これがまた、期待を裏切らぬ内容で

ワタスを大感激させたのでした。

美しいこと(下) (ホリーノベルズ)/木原 音瀬

なんたって、途中からタチ役(廣末)に

視点が切り替わるのよ!


ウケ役視点が基本のBLにおいて

どこまでも型破りな作品!

しかも、タチ役視点にすることによって

ウケ役(松岡)の愛や痛々しさ、

そして、廣末の残酷なほどの鈍感さや優しさが

より際立ってくるの。


amazonのレビューでは、

廣末の無神経さが不評みたいだけど(笑)

ワタスには、それさえもリアルに感じたわ。


こういう優柔不断で、卑屈で頼りない“だめんず”って

すごくイマドキな気がする…。

エッチシーンでのたどたどしさも然り。


こういう作品を、「いまよむ」でもレビューしたいわ!


と思い、担当さんに問い合わせたけれど、

木原音瀬氏の作品は、出版社の関係で

今のところ配信予定はないらしい。ガーン!


残念だけど、しばらくは趣味として

木原氏の作品をあさることにしますわ…。

よかったら、皆様も読んでみてね。

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